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手術支援ロボット「ROSA」による人工膝関節置換術を開始します

人工膝関節置換術は変形性膝関節症、関節リウマチなどで傷んだ関節の表面を取り除いてインプラントに交換し、痛みの無い滑らかな関節を作る手術です。疼痛改善やADLの獲得など著明な効果が期待出来るため、当院でも年間40件前後の手術を行い、良好な成績を得ています。
この人工関節手術に手術支援ロボット「ROSA」を導入することで、さらなる成績の向上が期待出来るようになります。

「ROSA」は関節手術に特化した支援ロボットで、6軸の多関節ロボットアームと光学カメラユニットで構成されます。光学カメラで膝関節の位置やロボットアームの位置を把握し、制御されたアームが正確な位置での手術操作をサポートします。

  • 手術支援ロボットROSA
  • 手術支援ロボットROSA

期待される効果は主に2点です。

  1. インプラントを設置するためには正確な骨切りが求められますが、それには熟練した技術や経験が必要となります。ロボットを使用することで骨切りの量を0.5mm単位、角度を0.5度単位でコントロールすることが可能になります。
  2. 人工膝関節手術には骨の切除だけで無く靱帯や筋肉など軟部組織のバランスも重要です。これまでは術中に術者が経験に基づいて判断していましたが、ロボットの挿入によりこのバランスが定量化され、数値として予測、評価することが出来るようになります。

飛騨の人が遠方まで行くことなく高山で安心して手術が受けられ、術後の定期通院も負担無く高山で受けることが出来る。そうすることが高山赤十字病院の目標です。
膝の痛みで苦しむ方、日常生活の制限が出ている方があれば是非一度当院整形外科にご相談ください。

  • 手術支援ロボットROSA
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手術支援ロボットROSA
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