臨床研修

臨床研修

研修内容は、「初期臨床研修のご案内」をご覧下さい。
実習の参加申込書・マッチング応募書類は、ホームページからダウンロードするか、下記までお申し込み下さい。

【臨床研修担当事務】dr_kenshu@takayama.jrc.or.jp
【電話でお問合わせ】0577-32-1111 内線3362

病院長より

 高山赤十字病院は全国に92ある赤十字病院の中のひとつで、その創立(正確には飛騨三郡立大野郡病院より日本赤十字社に移管)は大正11年(1922年)であり、もうすぐ創立100周年を迎える歴史ある病院です。それだけではなく、当時より飛騨地域の中核病院として急性期医療を担い、地域住民から大きな信頼と期待を寄せられてきました。当院は昭和56年に地域医療の充実のため臨床研修病院に指定され、当時は主に自治医科大学卒業の医師を臨床研修に受け入れてきましたが、平成16年から始まった新臨床研修制度のもとでは全国の医学部卒業生からの応募があります。
 当院のミッションは急性期医療と高度医療を安全に行うことです。そのため救命救急センターを併設し、24時間体制で地域住民の生命を守っています。さらに地域包括ケアの理念のもと、急性期患者を在宅へソフトランディングできるように回復期リハビリ病棟、老人保健施設も併設し、超急性期から慢性疾患に至るまで、そして介護・福祉まで幅広い医療を実践しており、発症時からの一貫したプライマリケアを体験できます。
 救急医療では3次救急までを担い、救命救急センターでは16,000人/年、救急車搬送台数は3,000件/年で、様々な症例に対応しています。研修医は指導医のもとでセンターの副当直として、非常に多くの救急疾患を学ぶことができます。一方、病棟においては経験豊富な熱意ある指導医によるきめ細かい指導に心掛けています。また当院では後期研修医制度を設け、初期研修から専門医資格取得まで一貫した研修を目指しています。今後も研修環境の改善、指導医の充実など研修の質が上がるように努めていきます。
 当院はいわゆるへき地の病院ですが、研修医の出身は北海道から沖縄まで広がっており、これまでに85名の研修医を受け入れています。多くの研修医は地域医療に熱心であり、2年間の初期研修終了時には十分な経験と医師としての自信を身につけて、どの病院に行っても即戦力として活躍できるようになります。是非熱意ある研修医が当院に来てくれることを願っています。
 飛騨高山の町並みとその周辺(世界遺産の白川郷やノーベル物理学賞を生んだカミオカンデ)は今や世界的に有名な観光地となりました。多くの外国からの観光客が訪れています。そのため外国の方が観光中にけがや病気で受診することも珍しくはありません。そのため当院では「外国人患者対応マニュアル」を出版し、診療に役立たせています。
 周囲には温泉もあり、豊かな四季など地域の魅力に触れながら医師としての第一歩を飛騨高山で踏み出してみませんか。大いに歓迎致します。

病院長  清島 満

臨床研修プログラム責任者より

地域に根差した救急医療を・・・

高山市は、岐阜県北部の北アルプスと白山連峰に囲まれた人口約9万人が住む飛騨地域の中心都市で、年間約450万人の観光客が訪れる国際観光都市のひとつです。当院は飛騨地域で唯一の救命救急センターに指定されており、東京都の約2倍の広大な範囲を管轄する三次医療機関であるため、重症外傷も含めさまざまな症例が集まります。

私自身は外科医であるとともに、救急医学会指導医として約5年間名古屋第二赤十字病院で救急医療、研修医教育、国際医療救援を行ってきました。都会では患者さんの「たらい回し」というのが問題になりますが、この地域では当院が「最後の砦」として全ての救急患者を受け入れています。もちろん全疾患を当院で完結できるわけではありませんので岐阜大学高度救命救急センターと連携を取ってドクターヘリを活用し、高度先進医療にも対応しています。「都会の救急医療」とは違った、救急隊との顔の見える関係と患者さんへの誠意ある医療の提供を常に心掛けています。


パキスタン・アボタバード野戦病院にて入院中の子供たちと


臨床研修セミナー in 高山

赤十字病院は地域に根差した救急医療、災害救護を行うという点で、他の一般病院と異なります。私自身は、阪神大震災の救護活動以来、スーダン、アフガニスタン、パキスタンなどでの国際医療救援を長年行っています。研修医の先生たちには、国内災害救護に参加していただくと医の原点を見つめる良い機会となります。さらに、興味のある方には実務経験を積んでいただき国際救援にもぜひ羽ばたいていただきたいと思います。当院には、内科・外科を含め専門科に細分化されていない分、救急医療を通して広い研修が可能です。

平成16年度から研修医が自主的に毎週朝、体験した症例をもとに救急勉強会を開催しています。プレゼンテーションをすることで勉強し、お互いに知識経験を共有するとともに、上級医が教えていく「屋根瓦方式」を継続しています。我々指導医も勉強会に参加することによりアドバイスとフィードバックを図っています。また、「臨床研修セミナー in 高山」を開催しています。今年度も予定していますので、是非参加してみてください。

副院長・臨床研修管理委員長  白子 隆志

先輩医師より

後期研修医 桐山 俊弥

 高山赤十字病院は高山市、飛騨市、下呂市を含めた日本でも最大級の医療圏である飛騨地域において唯一の三次救急病院です。飛騨地域の医療を担う最後の砦として地域住民からも信頼を置いて頂いています。私が初期臨床研修病院として当院を選択したのは、風光明媚な街中で、commonな疾患から三次救急まで経験できると思ったからです。
 当院の研修の特徴としては、1年目から主治医として症例を担当できること、コメディカルや上級医からの支援が手厚いこと、救急外来では多彩な症例が経験できることなどがあげられます。飛騨医療圏という山岳地域特有の滑落外傷や熊外傷、観光客も多数訪れるため外国人診療に携わることも特徴的です。また院内研修セミナーと題して、全国各地から講師の先生をお招き、最先端の医療知識についても学習することができます。
 研修医の人数も決して多いわけではありませんが、その分つながりは強く、研修医内での自主的な勉強会も多数開催されております。毎週火曜朝には研修医勉強会が、そのほか抄読会やグラム染色の勉強会なども開催されています。
 2年目になると院外研修も希望することができ、名古屋地区の病院での研修や姉妹都市であるアメリカコロラド州デンバーにあるコロラド大学病院で2週間研修する事もできます。コロラド大学病院研修では、2週間のホームステイの中で異文化の生活を経験しながら、アメリカの最先端の医療を見学することができます。
 当院の周囲には観光名所にあふれており、飛騨牛、富山からの魚介類、高山の水で育んだ日本酒など食文化が非常に発達しています。また温泉や登山、冬季にはスキーなども楽しむことができ、充実したオフを満喫する事ができます。 都会からのアクセスは決して良くはないですが、当院に一度見学に来てみてください。良さがきっとわかっていただけると思います。きっと充実した研修生活が送れると思います。当院にてお待ちしております!

後期研修医 間瀬 純一

学生時代に先輩医師より「臨床研修病院は医師としての人生を大きく左右する」と言われたことがきっかけで臨床研修病院を真剣に考えるようになりました。最終的に高山赤十字病院を臨床研修病院に選択し、よいスタートを切ることができたと思っています。
 医師国家試験に合格後、資格としては「医師」ですが、実際に重症患者の診断・治療を一人でできるはずもありません。一歩一歩、基本的なことから学び成長する必要があります。研修医の期間に最も必要なことは何かと考えた時、「当たり前が当たり前にできるようになること」だと考えました。つまり、超重症患者の診断・治療が一人でできることよりもCommon diseasesを当然のように診ることができる能力の方が研修医には求められており、後の成長が早くなると考えたことが高山赤十字病院を臨床研修病院に選択した最大の理由です。
 当院は田舎の病院であり、医師の数も少なく診療科の垣根が低く、ある意味「何でも屋」です。これは研修医にとっては非常にメリットであり、どの科の研修を積んでいる間にも診療科の垣根を越えて、どんな疾患も経験することができるということです。
 救急外来の当直は基本的に研修医1人でファーストタッチします。岐阜県内でトップを争うくらい一人で診察する患者数を経験することが出来ます。これは田舎の3次救急病院ならではです。
また、高山市はアメリカコロラド州のデンバーと姉妹都市であることもあり、コロラド大学病院にて2週間研修することが出来ます。僕自身も、ER(救急)とTrauma surgery(外傷外科)の研修を積むことができ、日本の医療システムとは違った新鮮な経験ができます。ホームステイしながらの研修は一生の思い出に残る研修となることは間違いありません。
 医師としてのスタートを高山で切ることで、将来立派な医師となれることをお約束します。研修修了後、誰もがこの病院で研修してよかったと言いますから。まず当院を見学に訪れ、当院で研修を積んでいる先輩と話をし、本音を聞いてみてください。

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