臨床研修

臨床研修

研修内容は、「初期臨床研修のご案内」をご覧下さい。
実習の参加申込書・マッチング応募書類は、ホームページからダウンロードするか、下記までお申し込み下さい。

【臨床研修担当事務】dr_kenshu@takayama.jrc.or.jp
【電話でお問合わせ】0577-32-1111 内線3362

病院長より

平成16年4月より、医師の臨床研修が必修化されました。その意味するところは、卒業後すべての研修医が幅広い臨床能力を身に付けることにより、より良い医療の提供を保障することにあると考えられます。この目的を達成するために、common diseaseに対するプライマリケアを修得すること、患者さんの気持ちを常に思いやる態度を身に付ける必要があります。

高山赤十字病院は昭和56年2月に臨床研修病院に指定され、以後多数の研修医を受け入れてきました。この長い経験をもとに臨床研修病院として充実した研修になるよう努力しております。

当院は岐阜県飛騨地方の中核病院で、地域医療の最後の砦としての役割を果たすべく、職員全員が研鑚をつんでいます。救命救急センター、回復期リハビリテーション病棟、老健施設「はなさと」を持ち、超急性期から急性期疾患、慢性疾患、高齢者・終末期医療を経験でき、2年間一貫した研修で、プライマリケアが修得できると確信しています。 また、平成17年に地域がん診療連携拠点病院に指定され、地域でのよりよいがん診療を目指しています。

当院は『誠意(まごころ)、微笑(ほほえみ)、仁術(おもいやり)』を理念として掲げ、日々の診療にあたっており、研修もこの理念に従い行われます。医師としての第一歩を、自然が豊かな飛騨の地で踏み出し、有意義な研修をされることを心より希望します。

病院長  棚橋 忍

臨床研修プログラム責任者より

地域に根差した救急医療を・・・

高山市は、岐阜県北部の北アルプスと白山連峰に囲まれた人口約9万人が住む飛騨地域の中心都市で、年間約450万人の観光客が訪れる国際観光都市のひとつです。当院は飛騨地域で唯一の救命救急センターに指定されており、東京都の約2倍の広大な範囲を管轄する三次医療機関であるため、重症外傷も含めさまざまな症例が集まります。

私自身は外科医であるとともに、救急医学会指導医として約5年間名古屋第二赤十字病院で救急医療、研修医教育、国際医療救援を行ってきました。都会では患者さんの「たらい回し」というのが問題になりますが、この地域では当院が「最後の砦」として全ての救急患者を受け入れています。もちろん全疾患を当院で完結できるわけではありませんので岐阜大学高度救命救急センターと連携を取ってドクターヘリを活用し、高度先進医療にも対応しています。「都会の救急医療」とは違った、救急隊との顔の見える関係と患者さんへの誠意ある医療の提供を常に心掛けています。


パキスタン・アボタバード野戦病院にて入院中の子供たちと


臨床研修セミナー in 高山

赤十字病院は地域に根差した救急医療、災害救護を行うという点で、他の一般病院と異なります。私自身は、阪神大震災の救護活動以来、スーダン、アフガニスタン、パキスタンなどでの国際医療救援を長年行っています。研修医の先生たちには、国内災害救護に参加していただくと医の原点を見つめる良い機会となります。さらに、興味のある方には実務経験を積んでいただき国際救援にもぜひ羽ばたいていただきたいと思います。当院には、内科・外科を含め専門科に細分化されていない分、救急医療を通して広い研修が可能です。

平成16年度から研修医が自主的に毎週朝、体験した症例をもとに救急勉強会を開催しています。プレゼンテーションをすることで勉強し、お互いに知識経験を共有するとともに、上級医が教えていく「屋根瓦方式」を継続しています。我々指導医も勉強会に参加することによりアドバイスとフィードバックを図っています。また、「臨床研修セミナー in 高山」を開催しています。今年度も予定していますので、是非参加してみてください。

副院長・臨床研修管理委員長  白子 隆志

先輩研修医より

研修医 田口 大輔

研修医 田口 大輔

「研修でポリクリの延長のようなことはしたくない。」これが私の初期臨床研修病院を選択する上で最も大切にした思いです。そして私は高山赤十字病院を選んでとてもよかったと感じています。
 高山赤十字病院は高山市、飛騨市、下呂市を含めた日本でも最大級の医療圏である飛騨地域において唯一の三次救急病院です。そのため飛騨地域の医療を担う最後の砦として地域住民からも信頼を置いて頂いています。臨床研修病院としての実績も長く、以前より自治医科大学からの臨床研修の受け入れを行っていたため、上級医からの手厚い指導、コメディカルからの支援、そして地域住民からの理解もあり、初期臨床研修としての環境が非常に整っています。
 内科研修では1年目から主治医として患者さんを診療します。必要な検査を自分で考えてオーダーし、腹部/心臓超音波検査、内視鏡検査なども自分の手で行います。そして、治療方針の選択も自分で考えて行います。そのため本来3年目以降で身に付けていく内容を1年目から学ぶことができます。
 救急外来では、内科、外科、小児科等関係なく、walk inから救急車まで基本的に研修医1人がファーストタッチします。プライマリーケアで重要なcommon diseaseに対する診断能力が向上します。また飛騨地域の最後の砦である当院では救急車は基本的に断らないため、救急車対応も身に付きます。
 赤十字間での連携もあり、2年目になると院外での研修として名古屋第一/第二赤十字病院、鳥取赤十字病院等で研修することもできます。また、姉妹都市であるアメリカコロラド州デンバーにあるコロラド大学で2週間研修する事もできます。
 当院の立地は観光地に近く、飛騨牛、富山からの魚介類、高山の水で育んだ日本酒など食文化が非常に発達しています。また温泉や登山、冬季にはスキーなども楽しむことができ、充実したオフを満喫する事ができます。
 当院は岐阜市や富山県、愛知県からの交通の便が良いとはいえませんが、病院見学に来て頂ければ交通費の補助がありますので、旅行の“ついで”に軽い気持ちで見学に来て下さい。当院の研修医が戦力として扱ってもらえている、他の病院では考えられないほどの経験を積めている姿を見ていただければ、きっと皆さんの臨床研修病院の選択肢の上位になるかと思います。

研修医 川尻 真菜

研修医 川尻 真菜

 医師になって最初の2年間となる初期研修は、臨床の場で医療を学び実践していくスタート地点であり、その後長く歩んでいく医師としての人生の方向性に大きく影響する2年であると思います。たくさんの患者さんや医療関係者との関わりを通して医療に対する責任感、人生や命の価値観、理想とする医師像や信念など、医師としてのこころを形作り人としても大きく成長する期間でもあるでしょう。そんな大切な2年間を高山で研修することで何を学べるのか、当院の初期研修を実際に経験して感じた魅力を少しだけお話したいと思います。
 岐阜県北部にある高山市に位置する当院は飛騨地域最大の医療機関であり、東京都のおよそ2倍にあたる広範な地域の中核病院として、およそ15万人の診療圏を一手に担っています。三次救急救命センターを併設し、地域がん診療連携拠点病院、地域医療支援病院となっており、超急性期から慢性期、終末期医療まで幅広い医療に対応しております。
 当院での初期研修の特徴のひとつとして、内科研修では研修医が主治医となって患者さんを診ることが挙げられます。検査や治療についてまずは自分で考え、指導医の丁寧な指導の下に患者さんにとって最善の方針を決定していきます。研修医でも主導的に医療に関わっていくことができるため、身に付く知識や技術も多く、また医師としての責任感も自然と備わっていきます。
 救急外来業務においては、ウォークインの患者さんは基本的に研修医がファーストタッチで対応します。救急車も可能な限り上級医と共に対応にあたるため、一次~三次救急まで科にも縛られることなく多種多様な症例を経験することができます。

 また高山市はアメリカコロラド州デンバーと姉妹都市であり、同市にあるコロラド大学病院に2週間見学研修に行くことが可能です。ホームステイをしながら国際医療を学び世界観を広げるよい機会となります。
 総じて当院での初期研修は「主体性」を尊重したプログラムになっていると思います。研修医の意思を尊重し、時には間違いを諭し、研修医が自分で自分の答えを導き出すまでとことん付き合ってくれる熱心な指導医にも恵まれています。そうして関わった患者さんと自分で実践した医療は何にも代えがたい貴重な経験となり糧となるでしょう。
 百聞は一見に如かずと申します通り、まずはぜひ一度高山まで足をお運びください。高山は冬は雪深く極寒の地ですが、そこに住む人の心はいつもあたたかくあります。そこかしこに溢れている高山の魅力を実際に感じ取っていただければと思います。いつか高山でお会いできる日を心よりお待ちしております。

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